ごあいさつ MESSAGE

『美と健康、幸せ創造企業』 

 私たち南信ヤクルトは『美と健康、幸せ創造企業』を企業理念として、地域の皆さまに寄り添いながら、健康で豊かな長寿社会の実現のお役に立てることを目指して活動しております。現在、世界40の国と地域(日本を含む)で毎日4,000万本以上ご愛飲いただいておりますヤクルトの創始者、医学博士・代田 稔は長野県飯田市の出身です。  

 

 代田 稔は1899年(明治32年)4月23日飯田市竜丘に生まれました。当時の伊那谷は高い山々に囲まれた険しい土地で作物が獲れずに貧しい家がほとんどでした。 栄養が摂れないため体力をつければ治るような病気でも命を落とす子どもたちを多く見てきたことが医学の道を志すきっかけとなりました。旧制飯田中学(現・飯田高校)、旧制第二高等学校(現・東北大学)を経て、京都帝国大学医学部に入学して微生物の研究に取り組みました。大正から昭和の初期にかけて、栄養状態も衛生状態も劣悪で結核や赤痢、チフスといった感染症が日本中を脅かしていました。代田は「微生物が原因で病気になることが85%もあるが、人の健康に役立つ微生物もある」という考えのもと、乳酸菌が人の健康に役立つことを発見して、数ある乳酸菌の中から強い乳酸菌を選び出し純粋培養を続け、胃液や胆汁に負けずに生きて腸まで届く乳酸菌の強化培養に成功しました。1930年(昭和5年)代田 稔31歳でした。更に研究を重ね1935年(昭和10年)乳酸菌飲料「ヤクルト」が誕生。福岡で製造、お届けが始まり、やがて日本全国に広がりました。

 

 私共、南信ヤクルト全ての従事者は、ヤクルトの創始者の生誕地でお客さまに健康をお届けできることに大きな喜びと誇り、使命感を持っております。 今後もお客さま、お取引先さま、地域社会との信頼関係、絆を何よりも大切にして、皆さま方のお役に立つことができ、支持していただき続けられるよう努力して参ります。何卒変わりないご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。  

代表取締役 吉野伸彦